家族代々社会を耕す仕事をしています <br /><span class="catch_j">小川農園の歩み</span>

家族代々社会を耕す仕事をしています 
小川農園の歩み

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小川製作所
創業:明治43年6月
創業。初代:小川八十ニ(おがわ やそじ)が加西郡賀茂村山下において小川製作所を創業し、から鋤(すき)製造を始めたのが小川農園のルーツです。から鋤(すき)とは農家が使う道具のひとつで,牛や馬に引かせて耕す犂 (すき) のことです。明治時代は農業こそがこの土地を支える主幹産業。地域の課題を少しでも解決したいと思案した結果、農家の過度な労働を助ける手段の一つとして、から鋤製造に着手したと伝わっています。
小川製延機製作所
昭和26年6月29日
社名を株式会社小川製延機製作所に改名。時代は明治の真っ只中。農家の生活も変わりつつありました。これまでは農産物を作ることで生業を立てていた農家が、閑散期には仕事がありません。農家から直接そのような声を聞いていた小川八十二は、農家の閑散期の副業にと、「むしろ」を織る機械の製造販売に着手しました。「むしろ」とは、ワラなどを編んだ敷物のことを指し、当時の日本家庭の生活必需品の一つでした。副業を得た農家の収入は飛躍的に向上。また、小川製延機製作所が製造販売した機械は「小川式」と呼ばれ特許取得もしていたそう。小川式むしろ機械は三重県四日市市から鹿児島県まで全国に普及し、農家に喜ばれました。
株式会社小川製作所昭和38年6月
二代目社長に小川八朗(おがわ はちろう)就任。社名を株式会社小川製作所に改名し、麻袋加工を開始しました。洋風文化が日本に流れてきたため、むしろ機械製造技術を活かして、コーヒー豆などを包み込む袋の製造を開始。商人として時代の流れを敏感に察知して事業改革を図ってきました。また、人柄も良く、角が立たない性格であったので、会う人々から様々な情報や、助言を頂戴することも多く、地域に支えられながら成長していきました。
マルタ産業株式会社
昭和47年8月4日
年号は昭和。東京オリンピックや東海道新幹線開通によって高度経済成長が進む日本。社名をマルタ産業株式会社に改名し、燃料油石油販売を開始しました。時代は車社会。車を所有する農家も増え、これまでの農家として接していたお客様の来店が、ガソリンスタンドに途切れないほど訪れました。小川八朗は、仲良く接していた農家さんやお客様をもてなすために、ガソリンスタンドの事務所で毎日のように珈琲を入れて、お客様に差し出していた話は地元では有名です。
平成6年6月19日
三代目社長に小川亮一(おがわ りょういち)就任。
平成6年9月10日
本社住所を姫路市船津町4015番地に移転。ガソリンスタンドも新たにコンビニ併設して改装オープン。姫路市内で初めてのセブンイレブン出店です。タイヤ販売も強化し、お客様の要望に合わせて事業の充実を図りました。
平成16年
資源エネルギー庁長官賞、全国優秀給油所を受賞。受賞に値する5ケ所のうちの1つとして認められました。(当時、全国には約5000ケ所ガソリンスタンドが存在。)翌年平成17年には、車検センターも開設しました。
小川農園株式会社
平成21年
創業100年の節目に、農業生産法人小川農園株式会社を設立。会社の原点である農業への回帰。当時、姫路市船津町にあるガソリンスタンドにお越しになった農家さんから、近くの上野地区の農業営農組合の方々が組合員の高齢化を理由に解散することになると相談を受け、営農組合さまが使用していた農機具・機械を一式引き継いで、小川農園株式会社を立ち上げました。
平成24年
小川亮一次男・小川陽平(おがわ ようへい)が小川農園の専務に就任。また、京都造形芸術大学での学生時代に、イタリア・フィレンツェで出会った妻・クラウディアと共に、イタリアから姫路へ帰国。農作業に勤しむ日々となりました。また、従来の考え方に捉われない、新しい農業の可能性を探るために、姫路農業改良普及センター主催の6次産業化塾を受講。6次産業化を進めるきっかけとなりました。
平成25年
小川農園専務・小川陽平が、イタリアでアレルギー対応の米粉パスタが普及していると知り、自社の米粉でパスタを作ってみてはどうかと計画を始めました。
平成26年2月
イタリアのフィレンツェと日本の姫路のコラボレーションをテーマに、6次産業化総合化事業計画策定に着手。計画提出後、国から事業認定を受けることとなり、ますます構想が現実のものになってまいりました。その傍ら、農家を取り巻く現状はますます悪くなる一方で、今まで先祖代々守ってきた田畑の維持ができない高齢農家の方々の農地を、小川農園が預かることになった時期でもあります。この頃で約10ヘクタール程の農地を耕していました。
平成26年11月
生パスタの商品開発が佳境にさしかかります。イタリア本場の味を再現するために、小川農園が育てたあらゆる品種のお米と製粉方法を変えた米粉を現地イタリアに直接持ち込み、日中夜、イタリア人パスタ職人と試作研究の日々です。構想から5年の月日が経ち、ようやくイタリア人パスタ職人が納得する生パスタが完成。本来は小麦粉であるパスタ。イタリア文化の代表と言っても過言ではないパスタに、異文化である日本の米が加わることを誰が想像したことでしょう。当初は、商品開発に難色を示していたイタリア人も、生パスタが完成した時には、小麦粉に米粉が加わることによって、舌触りの滑らかさや、お米本来の甘みが加わり、パスタが美味しく進化したと納得する結果となりました。
生パスタ工房&農家
イタリアン
pasta sorriso
平成27年5月
小川農園の圃場がある姫路市山田町のほぼ中心地の農村地域に、生パスタ工房&農家イタリアンpasta sorriso(パスタソリーゾ)をオープン。農家イタリアンの営業を開始。ほぼ、同時期に、パスタに合う品種のお米の栽培に着手。
生パスタの全国出荷を開始
平成27年9月
生パスタ工房で製造する生パスタ(ラビオリ、トルテリーニ、タリアテッレ、ショートパスタ各種)の小売販売、卸売直売を日本全国に向けて販売開始。
平成27年11月
農家イタリアンで提供する具入り生パスタ:ラビオリが、全国地産地消メニューコンテスト審査員特別賞を受賞。
平成28年3月
イタリアの老舗チーズ会社と小川農園のコラボレーションとして、フーデックス東京2016に出店。
平成28年7月
朝日放送「朝日放送LIFE 夢のカタチ」取材、放送。
平成29年3月
 自家製リコッタチーズとほうれん草のラビオリが、ひょうごの農と暮らし
 研究発表会 にて「最優秀賞:兵庫県知事賞」受賞。

        平成29年6月    イタリア国営放送 「RAI」 取材 及び イタリア全土国営放送。

社名
農業生産法人 小川農園株式会社
代表取締役社長
小川 亮一
所在地
679-2113 兵庫県姫路市山田町南山田105-3
TEL・FAX
TEL 079-263-3755 / FAX 079-263-3756
事業内容
農業・農産物の販売 / 米粉を使った商品開発 / フィレンツェや地元商品の販売